絶対理想主義!

ギークだったりオタクな話題を綴っていくつもりが、今の所備忘録と化してしまっている。

freeNASの起動ディスクにはSSDを用いるべきなのか?

一時期、freeNASを組み直したタイミングに合わせ、コンパクトかつ金属筐体なので放熱も有利だろうとfreeNASに某社製のUSB3.0メモリを使ったことがある。 しかしこれが曲者で、頻繁にエラーが出、挙句の果てにはミラーリングしている起動ディスクの両方が駄目になり起動不能になった。

ネットで色々調べたところ一応公式では起動ディスクにはSSDを推奨しているようだった。 一方フォーラムなどでは、USBメモリは常時接続を考慮していないからSSDにすべきだという意見と、容量が無駄なだけだからUSBメモリにして壊れたら取り替えたほうが良いしうちの環境ではそんな頻繁に壊れることはないという意見とがあった。

問題のUSBメモリを保証で交換してもらい動作中に触ってみたところ異常に発熱していたので、USB3.0での接続が負荷が高いのだろうというアドバイスを受け、2本のUSBメモリを、USB2.0のポートかつ隣り合わせにならないように接続した。 すると以前よりは安定しているように見えたが、定期的にscrubでのエラーログを吐いてくる。起動不可にはならなかったがそのうちまた片方のUSBメモリがまた脱落した。

そこで以前使っていた東芝USBメモリに戻したところ、それまでの症状が嘘のように収まった。 東芝USBメモリは安い代わりに非常に速度が遅い(USB3.0のモデルでも、USB2.0か!?って言うほど速度が出ない)のだが、その御蔭か発熱が少ないようだ。 変更して以降、特に問題なく安定して使えている。おそらく一般の速度重視のUSBメモリは、常時アクセスを想定しておらず発熱が激しく、常時接続していると熱による劣化が早いものと思われる。 (一度手元にあった物を流用したら、5年目くらいに壊れたがまぁ妥当と言えるだろう、単価も安いしこのくらいであれば買い替えは特に問題にならない)

というわけで、コストを重視するならば東芝製のUSBメモリをミラーで運用し、壊れたら取り替えるのが最適解だと思われる。 ちなみに、敢えて容量違いにしておくとどちらが脱落したか分かりやすい。